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「取引条件」を考えると「価値」が見つかる?

2018年08月13日 08:00  カテゴリ:客単価UPのヒント

「取引条件」を考えると「価値」が見つかる?

取引条件と自動販売機


前回のブログ記事。
日産リーフの一泊二日試乗キャンペーン事例を紹介した中で、
私は意図的に「取引条件」という単語を使いました。

それには2つの理由があります。

1つ目の理由はあの記事をご覧頂いてからのほうが、
今日のブログの理解もスムーズだと思ったからです。

→まだの方は一度読んでみてください


そして、2つ目の理由は、
「取引条件」という視点を日頃から意識しましょうと、
あなたに提案したいからです。

なぜなら、「取引条件」という視点は
あなたのビジネスの

・広告宣伝
・販促活動
・営業活動


を、成功に近づけられる要素だからです。
(さらにスタッフ教育にも活かすことができます。)


このまま読み進めれば、あなたは
自分の商品やサービスの持つ「価値」を見つける方法も知ることができます。

「お盆明けの売り込みに力を入れたい!」とお思いなら、
このままブログを読み進めてください。

もしあなたが、
見るからに価値の感じられない商品やサービスを扱っている、
という場合じゃなければ、、、取り入れることで成功に近づくでしょう。


成功に近づく広告宣伝とは…?


まず、最初にお伝えしたいのは、
「絶対に成功する広告宣伝の方法」はありません。
(あれば私が知りたいくらいです・・・。)


事実、この業界に入った当初は、
私もそうした「魔法」を探し続けていました。

なので安心してください。
広告宣伝、マーケティングの世界に「魔法」はありません。
少なくとも、私はそう思っています。


でも、、、
「成功するための近道」はいくつか知っています。

そのうちのひとつが今回取り上げる「取引条件」です。


私たちは日々、取引条件を提示しあっている


思い出してください。

私達の消費活動は基本的に「価値の交換」です。
商品・サービスの価値を、お金という価値と交換することで消費が成り立ちます。

その時、行われるのは取引です。
そして買う側・売る側双方が「条件を飲んで」初めて取引成立です。


例えば、
自動販売機で水を買うところをイメージしてください。

その日は炎天下で、今は暑い日中。
当然のことながら、あなたは喉がカラカラです。
このままでは熱中症の恐れもありますが、財布には110円しかありませんでした。

ふと、目の前に自動販売機があり、
冷たい水が110円で購入できます。

でも、5分ほど歩けばスーパーがあり、同じ水は78円で購入できます。
さらにそこから5分歩けば図書館があり、無料のウォータークーラーがあることも知っています。

でもあなたは喉がカラカラです。

この炎天下の中、これ以上歩くのは危険と判断し、
あなたは自動販売機で水を購入しました。

場合によっては無料で水が飲めるにも関わらず、
あなたは「条件を飲んで」、目の前の自動販売機で水を購入したのです。

これが、日々行われている取引の一例です。

でも、人によっては5分歩いてスーパーへ、
または10分歩いて無料のウォータークーラーを求めます。

自動販売機側も、そうした取引条件との戦いを強いられています。


取引条件は価値に変換することができる


面白いことに、この取引条件という考え方は
あなたの商品・サービスの持つ「価値」に変換することができます。

水はどこでも飲めます。
無料で手に入れることもできます。
売り場が異なるだけで、全く同じ「水」でも価値が変わるのです。


自動販売機より32円安い「価値」を持つスーパーの水。
そして10分歩かないと手に入らないけれど、無料という「価値」を持つ水。
今すぐ手に入るという「価値」を持った、自動販売機の高い水。

よく見ると、取引条件が価値に変換できることがわかると思います。
この関係性を意識するだけで、あなたの

・広告宣伝
・販促活動
・営業活動


におけるメッセージ(売り文句)も強力になるはずです。

なぜなら、広告・販促・営業をテーマにした書籍やセミナーでは、
「モノではなくコトを売れ」「価値を売り込め」と、
よく言われています。(さらに、社長さんが営業マンに言っているのを見かけます。)

しかし、商品やサービスの価値は
なかなか自分たちでは気づくことができませんよね。

そういうときは、
こうした「取引条件」「価値」に変換してみましょう。


見込み客が納得して対価を払ってくれる取引にするには、
・どんな条件を提示するのか
・何を伝えれば納得するのか
・対価に見合う価値は何なのか


この3つの質問を「取引」という考え方で当てはめてみてください。


さて、次回のブログ記事では、
今回の記事の補足に加えて。「取引条件」という考え方が
なぜ、スタッフ教育に活用できるかをお伝えしようと思います。

・・・キーワードは「戦略的」であることです。


追伸
昨日の雷すごかったですね。
小さい頃から雷が鳴るとテンションが高くなってしまいます。
これは何故なんでしょうね。脳内で恐怖を興奮状態に変換しているのでしょうか?


追伸2
お盆休みに入りましたが、やっぱり豊田市は少し静かになりますね。
私は先日、親とお墓参りに行きましたが、この猛暑の影響か、全く蚊に刺されませんでした。
毎年、とてつもない量の蚊に刺されるのに…。驚きです。



この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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Posted by ルーコ鈴木悠生 │コメント(2)
この記事へのコメント
こんにちは、池野です。

水の例え、とても分かりやすかったです。

価値・・・様々な角度から発見や気づきを得ないとですね。


農業関係の方は、技術(栽培)に情熱は向きやすいですが、販売や宣伝には、知識不足を含め弱い方が多いです。

僕も、もっともっと異業種の方から、知識とお客様目線を学ばないといけないと感じました。
Posted by 池野池野 at 2018年08月13日 08:50
池野さん、コメントありがとうございます!

例えが分かりやすかったと聞いて安心しました。

価値は人によって変化しますからね。
商売人としては、そこを見極められるくらい顧客理解をしないといけないんだと思います。

今では少なくなったと思いますが、
ドラマや映画で描かれる昔ながらの商店街の八百屋さんは、
お客さんの名前や家族構成、前回何を買ったのかなどからオススメを提案する姿が多いです。

ファンのいるお店・企業というのは、本来、ああいう姿なんだろうな…と思います。
時代が変わっても、そこは世界共通で変わらないところだと思います。
お客さんは自分のことを理解してくれる人に、信頼感を持ちますから。


確かに、農業関係の方はどちらかというと、メーカー(職人)的視点が強い印象ですね。
だからこそ、経営者視点というか、商売人視点を持つ人は、成功に近づきやすいイメージがあります。
Posted by ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生 at 2018年08月13日 16:16
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