2018年09月16日 08:00 カテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:リピート率UPのヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント
開業前にしかできないプレビュープロモーションで集客しよう
先日、知り合いのお花屋の店長さんが、
こんなことを話してくれました。
「春と秋は新規開店のお店が増えるから開店花の依頼が多いのよ」
確かにブーログを見ていても、
新オープンのお店情報がちらほら…。
そこで今回は、
・これからお店を新たに始める
・心機一転、改装オープンする
そんな店舗経営者さんに、
オススメの「広告集客法」をご紹介します。
もしこれからお店を出す予定の友人知人がいる方は、
ぜひ、今回のブログをシェアしてくださいね。
これは開店前にしか出来ない集客法
実際に開店すると、
オープンしてすぐは多忙を極めます。
きちんと事前に宣伝をしていれば、
オープン特需でお客さんがドワッと舞い込んできます。
しかし、その特需が一旦落ち着くと、、、
「あれ?」という事になるケースも少なからずあります。
そこから慌てても「時既に遅し」ですから、
可能な限り、開店前の時間に色々と「集客のための」準備が必要です。
そして、その開店前にしか出来ない集客法というのが
今回ご紹介する集客法・・・それが・・・
「プレビュープロモーション」
という集客法です。
プレビューとは「下見」という意味です。
簡単に言えば、
オープン前に様々な「下見」をさせる販促活動です。
この「下見」にはいくつか段階があり、
それぞれのタイミングで販促活動を仕掛けることができます。
例えば、巷でもよく見られるプレビュープロモーションとして、
「内見・内覧会」「完成見学会」「レセプション」などがあります。
ただしこれらの多くは、
オープン直前のイベントです。
レセプションに至っては、
関係者や取材目的の記者しか入れない、
招待制のことがほとんどです。
でも、あなたがこれから喉から手が出るほど欲しいのは、
関係者や記者ではなく、「一般のお客さん」なわけです。
そんな一般のお客さんを一人でも多く集客するためには、
上に挙げたタイミングよりも「もっと早い段階」で、
「下見」をさせなければいけません。
なぜなら・・・
「人は特別扱いされると嬉しいから」
です。
あなたもそうじゃありませんか?
プレビュープロモーションの5つの段階
プレビュープロモーションを仕掛ける「下見」のタイミングは、
大きく分けて5つの段階があります。
1.出店予定地が決定したタイミング
2.店舗工事が開始したタイミング
3.商品やサービスが1つでも用意できたタイミング
4.内装工事が終わったタイミング
5.正式オープン直前のタイミング
上記5つのタイミングで、あなたは、
お店に興味を持ってくれた人全てを「歓迎」してください。
つまり、オープン前の5つのタイミングで
前もって「接客」「おもてなし」をスタートさせるのです。
「え、どうやって?」
とお思いでしょうか?
少しだけイメージしてみてください。
例えば、ずっと更地だった土地がありました。
すると、地鎮祭を行なっているのを近所の人や、
通勤・通学路で通る人が見かけました。
「あれ、何か建つんだろうか?」
しかし、何が建つのかはまだわかりません。
関係者っぽい人に聞くのもハードルが高い。
「あそこの更地、何か建つみたいよ」
「家かな?アパートかな?」
「どうせコンビニじゃない?」
「えー!○○だったらいいなー!」
という会話を、家に帰ってからしているかもしれません。
さぁ・・・、
あなたがするべきことは分かりましたでしょうか?
プレビュープロモーションのヒント
実は「プレビュープロモーション」という言葉自体は、
私が個人的に使っている言葉ですので、定義はありません。
しかし、冒頭で紹介した通り内覧会やレセプションなど、
既に存在するプレビュープロモーションは数多くあり、
効果実証済みの方法も色々とあります。
その数ある方法の中で、
あなたの時間をそこまで奪わずに、
さらに高い反応も期待できる方法を1つ、特別にご紹介しますね。
あなたがするべきことは、、、これ↓です。
あなたのお店はどんなお店で、
誰にとって一番嬉しいお店なのか
あなたのお店に来ることでどんな体験が出来て、
その結果、どんな一日を過ごすことができるのか。
という「店舗紹介」はもちろんのこと、
なぜ、あなたはそうしたお店を始めるのか、
お店を始めるまでどんな経歴・実績があるのか。
という「理由と証明」も用意し、
どんな商品やサービスがあり、
価格帯や付随サービスがあるのかどうか。
などの「売り物情報」を、
興味を持ってくれた人全員に伝える、ということです。
しかし、開店までの数日~数ヶ月間、
ずっと敷地で立っているわけにもいきませんよね。
そこで、「持ち帰っていただける用」のチラシ・・・
「フライヤー広告」が活躍するのです!!
フライヤーであれば、
あなたはお店の敷地にずっと立っている必要はありません。
フライヤーがなくなれば補充するだけで、
あとはあなたの代わりに、そのフライヤーが宣伝してくれます。
フライヤーの効果を最大化するために…
ちなみに、、、
そのフライヤーは段階に応じて、
内容を差し替えることをお勧めします。
差し替えることで、
何度もその敷地に足を運んでもらうだけでなく、
興味を持った人に何度もお店に来てもらう「仕掛け」を
それぞれの段階で行うこともできます。
つまり、効果を最大化させるのです。
その最大化するための方法。
それは「歓迎」の意味を込めた、
「(利用できる日付を限定した)優待券」を付けること。
優待券には特定の日にち(期間)に来店することで
「特別価格」でサービスが受けられる、
もしくは「粗品進呈」という特典を付けます。
その優待を受けられる日付を、
あなたがあらかじめコントロールして
日付や内容を差し換えたフライヤーを用意すれば、
どうなると思いますか?
きっと開店直後の来客タイミングをずらすことで、
「優待された招待客」は混雑を少しでも避けることができ、
あなたも「優良顧客」とのコミュニケーションを深めることができるかもしれません。
なぜ優良顧客?
優待券を持ってきたお客さんは、
あなたのお店の開店をずいぶん前から心待ちにしていた方です。
オープン前から興味を持って、さらにフライヤーを持ち帰り、
優待券を持参して、ようやく目の前に現れたお客さんなのです。
このお客さんたちは
初来店のお客さんではありません。
既に2回、3回とお店の敷地に足を運んでいる人です。
そんな熱烈な方は「将来の優良顧客」になる可能性は十分あります。
3回お店を利用すれば、顧客定着率は一気に上がると言われています。
→その話はこっちの記事でも紹介しました。
ぜひ、あなたも「プレビュープロモーション」に取り組んでみてください。
実践した取り組みの結果などあれば、ぜひコメントやご意見フォームで教えてくださいね。
追伸
ブログやSNSで開店準備中の情報発信をするのも、
プレビュープロモーションの一つだと思います。
しかしWEB上の情報発信の場合、
明確な来店誘致がしづらいだけでなく、
無差別に配布できてしまうネット上の優待券(来店クーポン)は、
オフライン限定で配布する優待券と比べて価値が低いです。
さらにフライヤーであれば
残り枚数などから興味予測を立てることができますが、
WEB上だとそこも計測しづらいです。
(いいねの数=見込み客ではない、ということ)
やはりここは「オフライン」である広告チラシを使った
リアルな販促活動をお勧めします。
追伸2
「早めにお店が建つことを知らせたら、
近隣の競合店に対策されてしまったらどうするんだ?」
というご意見もあるかもしれませんが、
どうせオープン後は競争になるのですから、同じことです。
フライヤーを全部持って行かれるといった
業務妨害はさすがにアウトですが、それ以外の他店の動向は、
今後の自分のお店の販促に活用するくらいのつもりで、
市場観察をしたら良いと思います。
他店がやって反応の良かったキャンペーンを取り入れたりもいいでしょう。
まぁ、一番良いのは予め近隣挨拶をした上で、競合店に「優待券」を渡すことです。
そして、地域一帯となって、
その市場を活性化させる取り組みの舵取り役を、
新規出店者のあなたが担うのが良いと思います。
開店前のお忙しいときに、
ここまでご覧いただきありがとうございました。
そして開店おめでとうございます。
頑張ってください!
この記事を書いている人
ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ)
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ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ)
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Posted by ルーコ鈴木悠生
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