愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

ブーログ › ルーコ鈴木の「地域一番店」になる集客・販促戦略のヒントブログ › 客単価UPのヒント › 戦略型思考のヒント › 

ふるさと納税の見守り返礼品から学ぶ「安心ビジネス」の売り方

2018年09月20日 08:00  カテゴリ:客単価UPのヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント

ふるさと納税の見守り返礼品から学ぶ「安心ビジネス」の売り方

見守り返礼品という安心ビジネス

先日、面白い取り組みをテレビで見ました。

ふるさと納税の返礼品といえば、
皆さんは何を思い浮かべますか?

私の感覚では、
ふるさと納税の返礼品と言えば
地域の食材や特産品というイメージです。

しかしその日、テレビで紹介されていたのは、
「高齢者の見守りサービス」という返礼品。

納税者は自分の親や親せきの家に、
飲料などを定期配達するサービスを申し込み、
家主の様子を定期的に見てもらう「高齢者の見守りサービス」を
ふるさと納税の返礼品として選択するそうです。

この返礼品サービスを導入する自治体も増えているんだとか。

この報道を見て、
2つの点で気づきがありました。

その内容をあなたにもシェアします。
最後まで読めば、きっと客単価アップのヒントに繋がります。


消費者は「モノ」を求めていない


今回のふるさと納税に当てはめると、
消費者というよりも納税者になりますが・・・

返礼品でわざわざ「見守りサービス」を選択する人たちは、
モノとして所有できる、または口にできるモノではなく、
目に見えない「安心」を選択しています。

つまり、目に見えない「安心」に価値を感じています。

そうした「安心」に価値を見出し、
対価としてお金を支払うという商売・・・。

言い換えれば「安心ビジネス」は、
見渡してみると意外に多いことに気づきます。


例えば、保険。
これも「いざというときの安心」です。
とはいっても、いざというときは「お金」や「保障」に変化します。
なので、厳密には違いますが・・・。

他にも、ホームセキュリティやオフィスセキュリティ。
これも消費者は「安心」に対してお金を払います。

・・・さて。
あなたはこれらの「安心ビジネス」の特徴は気づきましたか?


詳しくは後ほど説明します。

もう一つ、見守り返礼品で得た気づきは・・・


「貢献フィルター」を通すと、購入のハードルが下がる


よく思い出してください。

「郷里の親や親戚は大丈夫だろうか。」

という人たちの「心配」を解消する、
「高齢者の見守りサービス」は実は既に多数存在します。

家電用品がそうした機能を付けていたリ、
携帯電話にそうした機能がついていたリ…。

日本郵便やヤクルトなども、見守りサービスを開始しています。

しかし、こうした商品を購入・利用する人は、
まだまだ少数派なのではないでしょうか。

しかし、ふるさと納税という
「地域貢献」「他者貢献」というフィルターを通すと、
不思議なことに、見守りサービスを利用するハードルが下がります。


なぜならふるさと納税は、一般の消費活動とは違い、
募金やボランティアといった、人々が持っている善意をベースにした、
「助け合い」「貢献」が根底にあると思います。


「高齢者見守りサービス」という返礼品も、
モノを買う、手に入れる、食べるではなく「他者への貢献」です。

ふるさと納税者側の方々は、
既に「他者貢献」に対して価値を感じている人たちが多いはず。

つまり、この返礼品を自然と選択しやすくなっているのでは?と想像できます。


「安心」を売るという考え方


もし、あなたが既に、セキュリティに関わるビジネスや、
管理保全といったビジネスをされているなら・・・、
既に顧客に対して「安心」を売っていると思います。


しかし、その他のビジネスをされている方は、
そうした「安心」を「商品」に変えていることは、少ないかもしれません。


あなたのビジネスの顧客が、
「不安」に思っていることはないでしょうか?

その不安を「安心」という商品に変えて販売してみると、
意外に新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。


「安心」を売る商品はストック型ビジネス


この記事の中盤で私は質問しました。

「安心ビジネス」の特徴は気づきましたか?

どうでしょうか?

では答え合わせです。

実は「安心ビジネス」の多くは、
定期的な収入になるストック型ビジネスであることが多いのです。


簡単に言えば月額課金の商品。
毎月、お金が入ってくるビジネスモデルです。

一時的にお金が入ってくるフロー型ビジネスとは違い、
ストック型ビジネスの良いところは、

・翌月以降の収入の目途が付く
・収入ゼロになる不安が無くなる
・数が増えればその分、インパクトが大きい


他にもメリットはたくさんありますが、
サービス内容によっては、あなたが必死に働かなくても、
毎月お金が入ってくるのが、このストック型ビジネスです。

もちろん、解約の不安はついて回りますが、
毎月ゼロからのスタートを切る必要はなくなります。


あなたのビジネスでも、
月額課金のサービスはありますか?


もしなければ作ってみましょう。
そして、毎月売るものが無いのであれば、
今いるお客さんの抱えている「不安」を「安心」に変えられないか。

考えてみましょう。


それでも売りづらいのであれば、
お客さんが既に「価値」を感じている部分にフォーカスして、
それに近い「価値」を生む「安心ビジネス」を開発してみましょう。

ふるさと納税という「貢献の価値」と、
見守りサービスという「貢献の価値」のように。


追伸
もしあなたがこれまでモノしか売ってこなかったなら、
ストック型ビジネスを構築するのはすぐには難しいかもしれません。

その場合は「モノを売る」という発想を捨ててください。

見込み客の「安心」に繋がるものは何か。
そこから商品やサービスに落とし込むと答えが見つかるでしょう。


追伸2
ストック型ビジネスは顧客単価アップに確実に繋がります。
今すぐ、そうした商品づくりに取り組みましょう。


この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


>>>ご相談・ご意見・ご感想はこちら<<<
※ブログのコメント欄でもOKです

あなたにオススメの記事

→社長さん、この集客の仕組みはもう持っていますか?

→売れる広告の「秘密」をあなただけに教えます

→地域一番店になるための「3要素」とは?

ルーコ鈴木に集客コンサル依頼する
同じカテゴリー(客単価UPのヒント)の記事画像
良いお客さんを集める広告宣伝では、何を伝えたらいいのか?
今日はBtoBビジネスの人だけ見てください。
5つの質問に答えてみよう!
お客さんへの約束(USP)が陳腐化してないですか?
これから集客の世界に携わる君に伝えたいコト
電球を買いに出かけて「保証」の良さを知る
同じカテゴリー(客単価UPのヒント)の記事
 良いお客さんを集める広告宣伝では、何を伝えたらいいのか? (2021-06-18 08:00)
 今日はBtoBビジネスの人だけ見てください。 (2021-06-12 08:00)
 5つの質問に答えてみよう! (2021-05-15 08:00)
 お客さんへの約束(USP)が陳腐化してないですか? (2021-04-23 08:00)
 これから集客の世界に携わる君に伝えたいコト (2021-04-07 08:00)
 電球を買いに出かけて「保証」の良さを知る (2021-04-05 08:00)

Posted by ルーコ鈴木悠生 │コメント(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
ふるさと納税の見守り返礼品から学ぶ「安心ビジネス」の売り方
    コメント(0)