2日前のブログ記事で予告したとおり、
今日は「予約」を利用した広告の作り方をシェアします。

※最初に断っておきますが、
予約販売を募る広告のことではありません。
あしからず。

コンビニで出会った1枚のPOP広告

私は仕事柄、広告や看板、雑誌の表紙の見出し、
テレビCMや通販番組をよく見るようになりました。

その中で、主に「心が動いたもの」を、
写真に撮ったり、スマホにメモしたりしています。

そんな毎日を過ごしている中で、
久々に「シビれる広告」とコンビニで出会いました。

レジ前に商品とともに置かれたPOP広告には、
マジックペンで大きく、手書き文字でこう書かれていました。

「当店スタッフが発売前から予約していた○○です！」

私はこのPOP広告を見たとき、
見事に心が動き、視線が商品に向かいました。

広告は注目と興味、そして行動を促すもの

なぜ、私がこのPOP広告を「シビれる」と称したかと言うと、
その広告がちゃんと仕事をしていたからです。

どういうことでしょうか？

広告は紙の上の営業マンです。

しかし紙の上の営業マン達の多くは、
注目されず、読まれず、無視されています。

商品やサービスに目が行く前に、
役目を終えることなく通り過ぎ去られている…。

それが現実です。


しかし・・・
私が出会ったPOP広告は違いました。


レジに並んでいる数秒間に、
その広告メッセージ「当店スタッフが〜」を最後まで読ませ、
一定の興味を持たせて、POP広告の前に置かれた商品に目を向かせました。

あいにく、
私が食べないタイプのお菓子だったことで、
購入には至りませんでしたが、広告の役目としては十分です。

なぜ、この広告は私を「動かした」か

このPOP広告は別にデザインされたものではありませんでした。
黄色い無地の紙に黒と赤のマジックペンで書かれた手作りPOPです。
文字も決して上手に書かれたわけではありません。

でも、なぜ私は動いてしまったのか。

その「理由」「原因」を研究することで、
あなたの作る広告は「勘に頼ったもの」ではなく、
「科学的なもの」になり、再現性の高いものにできるでしょう。

そして、今回のPOP広告で言えば、
間違いなく「文字（コピー）」が鍵です。


「当店スタッフ」が「発売前に予約した」という事実。


この文字（コピー）に、私は注目し、興味を持ち、動かざるを得なかったのです。

「マジで？」
「どんな商品だろう？」
「なぜ予約までしたの？」

という疑問とともに、

「続きを読みたい」→「理由を知りたい」

という気持ちにさせられたのです。

「予約」という事実は期待をさせる

今回は「予約」をテーマにしたシビれた広告の話です。
そして前回のブログ記事は「予約販売」をビジネスに取り入れようという話でした。

私がこの2つの記事でお伝えしたいのは、
「予約販売」をすることで、2回のセールスに利用できるということです。

発売前の予約販売…そして発売後には

「これは予約してまで買いたいと言われた商品です」

という商品への「独自の付加価値」です。


実際、コンビニで見かけたPOP広告で紹介されていたのは、
私からしたら「ありがちなお菓子」でした。

普段なら、わざわざ自分ではお金を払おうと思わないお菓子。

でも、POP広告を見た瞬間、そのお菓子は「特別なお菓子なのかも」と、
自然に期待させられる商品になっていました。


さぁ、あなたの扱う商品やサービスに、
過去に予約で売れたものはありませんか？

または、予約販売ができそうなものはありませんか？

今回の2つの記事を何度も読んで、
ぜひ、2回のセールスに繋げてみてください。

客単価アップにもなると思いますよ。


追伸
「予約」がなぜ魅力的に映るのか。
それは「行列」を想起させるからだと私は思います。
そう考えると、人って単純ですね。


追伸2
前回の記事で紹介したCDはこの土日でしっかり聴きました。
いつも楽しみにしている「王子様シリーズ」は、
前作から一気にドラマチックな展開になりましたね…。

最初の頃のあの雰囲気はどこに行ったんだろう（笑）