記憶に残る顧客体験に変える「手書きのメッセージ」

ルーコ鈴木悠生

2021年03月24日 08:00


先日、妻が一枚の
ショップカードを見せてくれました。

そのカードは海外のネット通販を利用して
購入した商品に添えられていたショップカード。

そこにはつたない日本語で、

「私は大学で日本語を勉強しました。この商品は・・・」

と発送してくれた商品の
梱包の仕方から使い方についても書かれていました。

それを見せてくれた
妻の表情はもちろん・・・

笑顔でした。


顔を見合わせなくても笑顔にできる方法


行数で言えば
わずか3行程度の日本語。

それでも味気の無い
ネット通販であっても、
買い手の心は動く。

そして笑顔になれる。

この購入体験を演出したのは、
同梱した商品に

「手書きのメッセージを一筆添えるだけ」

というシンプルなもの。


それでも、
顔を見合わせない相手を
笑顔にできるのです。

それが手書きによる
メッセージの力だと私は思います。


たった一言の手書きメッセージが顧客満足度を上げる


顧客満足度を上げたい会社が、
接客レベルを引き上げようとしたり、
商品の品質を改善しようとしたりします。

しかし私からすれば、
お客さんに手書きメッセージを
渡すだけでも簡単に上げられるのでは?

・・・と以前から思っています。

そして何より、
記憶に残りやすく、
話題にもしてもらえるのが

「手書きメッセージ」

だとも思っています。


字がキレイかどうかは関係ない


事実、私自身も
手書きメッセージを添える効果は
かねてから実感しています。

なのでコンサル先でもオススメするのですが、
手書きメッセージと聞くだけで

「私は字が汚いから」

と言って難色を示す
社長さんや従業員さんもいます。

でも字がキレイかどうかって
正直あまり関係ないんですよね。


大切なのは、
メッセージを送る相手のことを
本当に考えて書かれているかどうか。

「手書きメッセージ」

はカンタンにできる
販売促進の一つだと私は断言できます。


追伸
判を押したような
誰にでも送ってるような
メッセージでは効果は半減です。

効果の最大化を狙うなら、
送る相手それぞれに最適化した
個別化されたメッセージです。


追伸2
最近、寄せ書きを
書く機会がありました。

人それぞれ、
思い思いに書き込んでいくわけですが、
人によっては短文しか書かないことも。

でもたった一言でも、
寄せ書きをもらう人からすれば、
嬉しいものですよね。

商売における手書きメッセージも
きっと同じだと私は思ってます。



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