暑いからこそ売れる商品・サービスを作る

ルーコ鈴木悠生

2018年08月05日 08:00


皆さんはここ最近、鍋食べましたか?

え、こんな連日35度超えの猛暑で、
災害レベルの暑さと言われているのに鍋!?


とお思いでしょうが、
先日、テレビを観ていたら、
この暑い時に鍋の売れ行きが上がっているそうです。


理由は、暑い日こそ辛い鍋を食べたい!という需要や、
クーラーの効いた涼しい部屋で身体が冷えるので「鍋」とのこと。

「鍋屋さんって真夏は閑古鳥なのかな?」
と素人考えで思っていましたが、そんなことは無いんですね。


真夏に売上が伸びるもの


さらに、この真夏の時期、
正露丸も売れ行きが例年増えるそうです。

身体の冷えや暑さによって体調が崩れ、
お腹を壊す人もいるため、毎年この時期は売れるのだとか。


他にも、スーパーでは
この暑い時期に揚げ物が売れるそうです。

なぜなら、これだけ連日暑いと、
家で調理をしたくないから、との事らしいです。

理由を知ると、どれも「なるほどな!」と思いますよね。
私もテレビを見ながら思わず膝を叩いてしまいました。


暑い時にこそ売れる商品を持つ


あなたの扱っている商品やサービスで、
暑いからこそ売れるものはありますか?

もしなければ、これを機会に考えてみましょう。

ただ、何がヒットするか分からないですから、
色々と新商品を出して、宣伝をして販売テストすることで、
来年からの夏のヒット商品を作ることが出来るかもしれません。


大事なのは、テストすることです。

ドカンと作って、在庫を抱えて、もしコケてしまったら、
とてつもない損害になってしまいますよね。

だからこそ、小さく作って市場に出す。

宣伝もしながら反応を見て、リピート率、新規客獲得率を
冷静に見極めて継続するか判断しましょう。

その時にオススメなのは、
「既に今ある商品」に「理由」を付ける、ということです。

新たな設備投資はいりません。
在庫を抱える必要もありません。

今ある商品に「理由」を付けることで、
思わぬ真夏のヒット商品になるかもしれません。


とても寒い日用の商品を今から考えておく


大手小売店は半年先の時期の企画を考えるそうです。

ということは、お中元のシーズンにはクリスマスを飛び越えて
年末年始、お歳暮のことを考えているわけです。(もしかしたらもっと先のことも・・・?)

そうした先取りの準備をすることで、
土壇場になって慌てることなく準備を進めることができます。

3ケ月後、半年後の未来を予測して準備をしましょう。


気候を味方につける戦略


当然、夏なのに冷夏、冬なのに暖冬といった、
予想外なことが起きる可能性もありますよね。

真夏にそうめんを食べたいのに水不足だったり、
真冬に鍋を食べたいのに野菜が高騰しているとか。

そうした「予想外」な状況が起きたときに、
パッと代案を出すことができれば、売り上げの落ち込みを防ぐことが出来ます。


ただし、そうしたリスク回避をするには、
日ごろから商品開発の視点で自分の市場、そして他の市場、
世間のトレンドや、昔から変わらない傾向まで俯瞰して見る視点が重要です。


「台風が来るからコロッケを買い込む」
というのは、ネットの某巨大掲示板の定番ネタでしたが、
ツイッターやその他のSNSにも広がり、気付けばメディアにも取り上げられ
「台風コロッケ」として夏から秋にかけてよく売れる、風物詩になりました。


一過性の流行で終わるキャンペーンと、
「文化」「習慣」にまで根付くキャンペーン。

どこで明暗を分けられるのか、
紐解いていくのも面白いかもしれませんね。

ぜひ、今回のブログ記事を元に、
広告宣伝・集客販促活動を、いつもとは違う視点で考えてみてください。


追伸
この真夏に売れ行きが落ちるのはパンだとか。
理由は水分が取られて咀嚼・飲み込みがしづらいとか。
真夏にパン製品を売るにはどうしたら良いんでしょうね?


追伸2
雨の日にマクドナルドのフィレオフィッシュが売れる、
というのを、以前聞いたことがあります。

真夏に売れているパンをリサーチすれば、
もしかしたらアイデアが転がっているかもしれませんね。

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