絶対にやってはいけない販売戦略
先日の夜、
テレビを観ていました。
芸人さんが
「道端のコケを売って稼ぐ」
という番組をやってたんです。
私も途中から観たので
経緯などはよく分かりませんが、
月収300万円も夢ではない
みたいなことが
番組で言われていました。
番組ディレクターの
実家の庭でコケを採取するので
元手はゼロ円。
それらに一つずつ値付けをして
ネットで販売していました。
果たして結果は・・・?
番組の中では、
「コレ売れるんじゃない?」
「もし売れ残ってたらオレ買うよ」
などの会話がスタジオで交わされ、
結果発表となりました。
道端に生えていたコケ達は
果たして売れたのか???
結果は、、、
全部売れたようです。
しかし、売上額は
たったの数千円でした。
スタジオからは
売れたのに、たったそんな額?
という空気でした。
その後、
芸人さんはこう続けます。
やってはいけない販売戦略
「薄利多売でいこうと思ったんです!」
実はこの芸人さん、
当初の値付け額よりも
「値段を下げて」
売っていたことが分かりました。
「でも売れたんですよ!」
という屈託のない笑顔で、
薄利多売戦略を掲げていました。
きっとこのブログを読んでいる
勉強家のあなたなら、この考え方は
「危険だ」と分かりますよね?(笑)
薄利多売は売る努力を放棄する行為
大企業のような資本力のある企業なら、
薄利多売ビジネスをしてもいいでしょう。
なぜなら、
利益を生み出す仕組みが
ちゃんとあるからです。
一方、私たちのような
スモールビジネスの場合、
薄利多売は最悪の一手です。
薄利多売のメリットは
・早く売れる
・頑張って売らなくても売れる
・「高い」というネガティブワードから避けられる
というものがあります。
しかし、
利益率が低いので、
沢山の人に売らないといけない
ということが、抜け落ちています。
沢山の人に売る?それとも少人数に売る?
沢山の人に売るには、
広告宣伝に莫大な投資が必要です。
もしくは、
飛び込み営業をしまくって、
足で数を稼がないといけません。
とはいえ、限界がありますし、
売るための施策はどちらにしろ必要なんですね。
一方で、
適正価格で売るには、
「少人数に売るスキル」は必要です。
でも
少人数に売れればいいわけです。
なぜなら、、、
利益はあるので広告宣伝に回せます。
販売員を増やすこともできます。
次の商品づくりに投資もできます。
持続可能なビジネスを築くには
薄利多売戦略は賢い選択ではありません。
適正価格でも売れていくようにする。
そうした売るスキルを
手に入れることがスモールビジネスには
急務で重要な課題です。
追伸
とはいえ、、、
「利益を先延ばしにして成功する」
という、ずる賢い値付け戦略もあります。
この方法なら、
薄利多売のメリットは享受しながら、
利益の最大化も可能です。
成長しているスモールビジネスが、
そうした戦略をとっているのを数多く見ています。
興味のある方はいますか?
もしいれば、コメントか、
いいねなどをお願いします。
追伸2
今回の記事を読んだあなたに、
もう一つ紹介したい記事があります。
それがコレ↓です。
参考記事:【悲劇】半額でも売れない
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