今年、ある社長さんのススメで、
「最高の人生の見つけ方」という映画を観ました。

以前からDVDのパッケージは知っていましたし、
「名作だ」という声も聞いてはいました。
が、いい機会なので改めてちゃんと観てみました。

原題の直訳は棺桶リスト

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソン。
二人の名優が演じる、余命宣告された2人の男性。

その二人が自分に残された「人生」をどう生きるか、
何を成し遂げるのかを描いたこの作品は、
とても心打たれるものでした。

そして、観終えた後の清々しさは、
久々に「いい映画だったなー」と思える作品でした。


その映画で描かれていた「1つの要素」が、
ビジネスと同じだな・・・と思ったので、
今日はソレについてお伝えしようと思います。

今日のブログは、
映画を観た方は、より理解しやすく、
観ていない方でも、十分に応用できますのでご安心を。

私たちは人を動かしてビジネスをしている

この名作映画のスタートは、
二人の男性が「余命宣告」を受けることで動き出します。

文字通り、主人公たちは「動き出す」のです。


突然ですが私も、
そして、この記事を読んでいる「あなた」も、
ビジネスをしています。

私たちは常日頃、
見込み客の心を動かし、購買を促して、
商品やサービスを販売しているはずです。

その手法は広告宣伝だったり、
地道な営業活動だったり、
デモンストレーションだったり、
様々だとは思いますが・・・。

押し売りをしない限り、
基本的に人（の心）を「欲しい！」というベクトルに動かして、
その結果、お金を稼いでいる＝ビジネスをしているのです。

人を動かす方法は色々ある！？

「人を動かす」と聞くと、
書店や図書館のビジネス書コーナーなどにあふれる

「人の心を掌握する」「メンタリズム」
「アブナイ心理学」「催眠術」

といった、
興味を刺激するタイトルを連想しませんか・・・？


事実、
マーケティング戦略や、
行動心理学や接客術など、
広告宣伝、営業販促には様々な学問・テクニックが
応用されていると思います。


けれど、ちょっと待ってください。

そうしたものを活用する前に、
ぜひ、あなたに取り入れて貰いたいものがあります。

なぜなら、ソレはとても簡単で、
勉強も不要なものだからです。（しかも効果は強力！）

人を「簡単」に動かすものの正体

今日はあなたに、
人の心を「自然に」動かし、
かつ「合法的に」行動に移せる、威力のある要素を伝えます。

それは・・・

・催眠術ではありません。
・メンタリズムでもありません。
・脅迫や圧力、情熱といった類のものでもありません。


もっとシンプルで、すぐに使える方法。
それが、

「締め切り」

です。


広告宣伝に、営業活動に、
デモンストレーションに、締め切りを設けるのです。


あなたが最近使用した販促キャンペーンを、
少し思い出してみて下さい。

もしくは、イベントの案内や、
広告チラシ、営業資料、デモンストレーションの飾り付け。

そこに「締め切り」は書かれていましたか？
もし書いていなければ、もったいない！

締め切りが設けてあれば、
もっと売れたかもしれません。

もっと引き合いがあったかもしれません。

そもそも反応ゼロだったのなら、
その原因が締め切りがなかったからかもしれません。

締め切りで人は動く！

「人類最大の発明は"締め切り"である」

という言葉があります。

仕事なら納期や定時、
夏休みの宿題なら8月31日、
人生なら残りの余命・・・。

私たち人間は、
一つの時間の区切りを意識することで、
行動しやすくなります。


そのエネルギーたるや、
きっとあなたも様々な場面で経験として持っていると思います。


締め切りを意識すると、
人は行動を立てやすくなります。

いつまでに検討して、
いつまでに答えを出して、
いつまでに財布からお金やカードを取り出し、
あなたに笑顔で支払うのか。


そうしたレジを鳴らすまでの一連のフローが、
締め切りによって無意識に出来上がります。


常に何かしらのキャンペーンとして、
期間限定である、もしくは数量限定である、と発信し、
締め切りを大きく、

デカデカと大きく、


もっと大きく載せて、


見込み客の背中をポンと押す手伝いを、
あなたがしてあげてください。

その背中を押す要素が、締め切りです。
心理学も、催眠術も、メンタリズムも学ぶ必要はありませんよ。


追伸
この締め切りと合わせて使いたいのが、
「希少性」を使った広告テクニックですね。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

→消費者は「レア」が好き？


追伸2
私は大学生時代とフリーター時代に、
レンタルビデオショップでアルバイトをしていたので、
その頃、棚に並んでいた映画は結構覚えています。

パッケージを見れば、人気作だったかも分かります（笑）