先日、コンサルティング終了間際のこと。
クライアントの社長さんから質問をいただきました。

「PayPay導入しようと思うんですが、どうですかね？」

なるほど。
PayPay導入ですか。
うーん、そうですね。

私は3つほど、
社長さんに質問とアドバイスをしました。
今日のブログ記事はその内容をシェアしたいと思います。

なぜなら、、、

コンサルの内容をシェアする理由

今日の内容は、
これからPayPayなどの決済方法を
新たに導入しようとしている方にとって、
参考になるかもしれないな、と思ったからです。

それだけではありません。

１ヶ月後には平成が終わり令和になります。
そして秋には消費税も上がります。

こうした時代の変化の時には
新しい「仕組み」がどんどん生まれるもの。

あなたが今後、
そんな「変化」に対応せざるを得ない時・・・。

波に飲み込まれる側になるのか、
それとも波に乗っていく側になるのか。


今日お伝えする内容が、
そんな「波をうまく利用するヒント」になれば、
いいかな、と思いシェアしようと思いました。

最初の質問

私はクライアントから冒頭の質問をもらったとき、
社長さんにこう聞き返しました。

「そもそも社長はPayPay利用したことあります？」

これ、結構大事なことです。


今はインスタだ！
いや、Line＠だ！
Youtubeがキテるらしい！


そういう社長さんの多くは、
消費者としてそれらの集客ツールを
実際に利用していないことが多いです。

もちろん、利用してなくてもいいですが、
少なくとも、導入を検討した段階でそれらを
「社長さん自身で試す」ことをお勧めします。


利用することで初めて分かることがありますし、
実際に導入後、お客さんから質問されて答えられないのは、
単純にアウトだと思います。

2つ目の質問

次にクライアントに聞いたのは、

「PayPay導入のゴールと撤退条件はありますか？」

ということ。


ゴールは目的と言ってもいいでしょう。
新たな仕組みを導入するのはいいけれど、
その判断が良かったのかどうか、見極める必要があります。

なぜなら導入にはコストがかかるものだから。


目的がどうなったら達成するのか。
そして達成しなかったかどうかをいつ見極めるのか。
その判断材料は？


PayPay導入がゴールになると、
きっと1年後、3年後、5年後、PayPay側に振り回されます。
なぜならこの仕組みは「決済」というお金に直結する部分だから。


あなたのビジネスの舵取りは常に、
社長であるあなたが持っていないといけません。

「周りの同業者も導入してるから」
「なんか良いらしいって聞いて」
「今、流行りらしいから」

お金に直結する仕組みの部分を、
そんな感覚で導入はしないでくださいね。

3つ目は提案

最後に私は提案をしました。

それは「戦略的思考」になること。

ついつい、新たな仕組みを導入すると、
「ツール」として導入しがちです。


が、PayPay導入を「戦略」として利用すれば、
集客、顧客の囲い込み、キャンペーン企画などなど、
様々なことに利用できます。


しかしビジネスオーナーの多くは、

「PayPay導入しました！」

とアナウンスして終わりです。


私からしたら、非常にもったいない！

ぜひ、PayPayを導入してきた企業を
一つ一つよく見てみてください。

グーグルで検索するだけでも違います。
ヤフーのニュースでPayPay関連の記事を追うだけでも違います。

戦略的にPayPayを広告宣伝や顧客の囲い込み、
キャンペーンにうまく利用している企業がいます。

あなたのビジネスでも応用がきくはず。
ぜひ、戦略的に考えてみてください。

戦略的思考の経営者は時給が高い

断言します。

戦略的に物事を考える経営者は、
総じて1時間あたりの単価が高いです。

なぜなら、
最小限の労働時間で、
最大限の利益を得るように自然と考えるから。


戦略のない社長は、
日々、時間泥棒との闘いで疲弊しています。

その結果、
雇っているアルバイトより時給が安いことも・・・。


もし、あなたがこの先、
新たな集客ツールを導入したり、
新しい仕組みを取り入れようとする時は、
ぜひ「戦略的」に考えてみてください。

これから3年間は、
おそらく様々な変化があるでしょうから。


追伸
戦略的に考える練習をしたい方はいますか？
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追伸2
なぜ、家電量販店さんはPayPay導入を大きく謳ったのか。
なぜ、あんなにもアカウント登録に人員を割いていたのか。

その裏側の「目的」を考えると、
家電量販店のPayPay戦略が見えてきます。
そしておそらく、既に次の一手、二手を仕掛けているでしょうね。