いや～暑い！
全国的に真夏日が続いていますね。

そのためか、
男性の熱中症対策としてここ数日、
「日傘」がメディアで紹介されています。


その紹介の仕方はまるで
「日傘男子」を流行らせるための
「販売促進活動」のような感じもします。


でも、知ってました？
「日傘男子」という言葉は2013年。

今から5年以上も前に流行語大賞の
候補としてノミネートされてます。

つまり、ずいぶん前から
存在していたワードなんです。

日傘男子は確実に流行る

とはいえ、
メディアの紹介を見ていると、

「やはり男性として日傘はまだ抵抗ある」

というコメントが紹介時の冒頭で見受けられます。


「私は日傘はおろか、雨傘もさしませんから」

と笑いながら話す方もいました。


が、おそらくですが、
今後、日傘男子は確実に増えるでしょう。
それには3つの理由があるからです。

夏の暑さへの共通言語

一つ目の理由は、
男性にも日傘が売りやすい土台が
出来ているからです。

それは、昨年の異常な暑さ。

2018年は多くの日本人が
「命に関わるような暑さ」を
身をもって体験したはずです。


我が家も昨年は
エアコンを一日つけっぱなしにする、
初めての経験もしました。


身の危険を感じる夏を乗り越えた
私たちは今、きっとこう思っています。

「今年の夏は昨年より涼しいといいな」

10～20年前よりも確実に、
夏の日差し・暑さから「逃れたい欲求」が
共通言語になるほど高まっているはずです。

実演販売のような宣伝

二つ目の理由は、
メディアの紹介の仕方です。

いくつかの情報番組の取り上げ方をみると、
「売る型」を踏襲したような紹介の仕方でした。

多くの番組で共通していたのは、
実演販売のような紹介の仕方です。

例えば、炎天下で
日傘をさした男性レポーターが、
その効果を熱く熱く語っていました。

「まるで常に木陰がついてきているような・・・」

そんなセリフとともに、
実際の効果を紹介しています。

さらに、
日傘で実際に温度がどれだけ変わるのかも、
温度計を使って効果を実証しています。

まさにこれは実演販売です。
ただ単純に「熱中症対策には日傘が有効」という
ぼんやりとした紹介よりも具体的なものでした。

売れる条件を満たしても売れない理由は？

そして3つ目の理由が、
来年に迫った東京オリンピックの開催。

暑い日差しを回避する方法として、
日傘の需要が高まる絶好のタイミングです。

これらの3つの理由により、
日傘男子が流行る準備はもうできていると思います。


とはいえ、これだけ準備はできていても、
売れないことも考えられるでしょう。


それは何故だか分かりますか？
売れる条件を満たしても売れない理由です。

それは・・・

欲しいタイミングに売り手がいない

男性陣が日傘を欲した時に、

・売り手が身近にいない
・どこにいるか分からない

状態になっていることです。


私達が販売する商品やサービスは、
誰かの不満、不安、苦痛を取り除くものです。


しかし多くの場合、
そうした不満、不安、苦痛が高まる時というのは、
売り手の私たちは予測できないことが多いです。

だからこそ、
売り手は、見込み客が「欲しい」と思ったときに

・彼らの近くにいる
・連絡が取れる位置にいる

必要があります。


もう一つ質問です。


あなたはあなたのお客さん候補が、

「今ほしい！」と思ったときに、、、

どうやったら彼らの近くにいられますか？


次回のブログ記事で、
そのヒントをお伝えします。


追伸
私も今年こそは
日傘のデビューもやぶさかではありません。

懸念事項があるとすれば
日頃、持ち歩くのが面倒なのと、
あまり炎天下を歩くことが少ない、
ということでしょうか。

釣りにはいくので、
被るタイプの日傘が良いかもですね。
もしくは釣りキチ三平のような麦ワラ帽（笑）


追伸2
身の危険を感じると、
需要はいやでも高まります。

それに関する記事を以前書きました。
興味のある方は見てみてください。

→「熱波という気象災害」・・・あなたは何を思い浮かべた？