愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

2020年07月09日 08:00  カテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント

顧客の若返りマーケティング事例

顧客の若返りマーケティング事例

10年前のこと。

私は顧客の若返りが課題だとおっしゃる
店舗のマーケティングコンサルを担当しました。

そのお店は30年以上営業しており、
来客のメイン層が60代前後で若くて40代。

「若い世代にも来てほしい」

そんなリクエストがあって、
私はお手伝いをさせていただきました。


若造にはめちゃくちゃ敷居高い店


当時は私も25歳でしたので、
もし自分だったらそのお店に行くかと
問われたら「行かない」という答えでした。

というのも、
そこにお店があることも
なかなか気づけない立地であること。

そして入店するのに
かなり敷居の高い外観をしていました。

「若造が入るなんて恐れ多い」

・・・そんな外観でしたので、
顧客の若返りをするのは難しいな、と
当時、割と本気で悩みました。


どうにかして来店ハードルを下げろ!


とはいえ、
何もしないわけにはいきません。

当時の私は無我夢中で
二つの作戦を立てたのを憶えています。

1つ目の作戦は情報発信。

まず若い人だけでなく、
多くの市民がそのお店を

「知らないまま」

の可能性がありました。


というのも、
常に常連客が自然と集うお店だったので、
新規客を集めるための仕組みがありませんでした。

たまたま前を通りがかるか、
常連客の紹介でやってくるしか道がない。

そんなお店でしたので、
インターネットを使って情報発信を
若い層向けにするようにしました。


とはいえ20代は外観的に
難しいだろうな、と思ったので30代後半を狙いました。


若い層にドンピシャな商品を見つけろ!


二つ目の作戦は
若い層の困りごとに注目した
商品を大々的にアピールした
こと。

そのお店はこれまで、
年に1~2件ほど若い層が買っていく
実績のある「商品」があることにヒアリングで気付きました。

そしてその「商品」は
他の競合店ではあまり情報発信されておらず、
さらにお店の持つ強みにがっちり当てはまっていました。

さっそく私はクライアントに
その「商品」を大々的にアピールするように
提案をしてみました。

最初の3ヶ月は
インターネットを通じて
ひたすら情報発信をしました。

すると、、、

じわじわと来店客が増え、
私の見込み通り、若い層の初来店が増えました。


困りごとを解決したい→ネット検索→接点になる


その「商品」は今でこそ
多くのお店でアピールされていますが、
当時は他のお店では小さく扱われていただけ。

しかも若い層の困りごとを
ばっちり解決する商品だったので、
ネット検索していた20~30代が

「あ、ここのお店で解決できるじゃん!」

と気付いて、
やって来てくれたのです。

これは私が提案した施策の中でも
かなりヒットしたものでした。



これが折込チラシや
フリーペーパーの情報発信では、
効果が出なかったかもしれません。

何故なら、
若い層は折込チラシや
フリーペーパーの広告よりも

「パソコンやスマホでネットを見ている」

というのが当たり前だったからです。


二つの作戦で顧客の若返りを!


あなたももし、
顧客の若返りを考えているなら、
この2つの作戦を取り入れてみてはどうでしょうか。

一つは情報発信。
知られないとそもそも意味がないですからね。
その時に大切なのは、若い層が何を見ているのか。

彼らが見ているメディアで
情報発信をすることがまず大事です。

とはいえ昔ほど
ネットの情報発信はカンタンではありません。
簡単に見てもらえるような時代ではなくなったので。

だったらどうするか?

目に止まる媒体で情報発信をしてみましょう。


そしてもう一つは
若い層に注目される「ウリ商品」を一つ決めて、
ひたすら発信
する。

このとき、その商品が
出来る限り他のお店では扱っていなかったり、
自社の強みにフィットするものだと良いでしょう。

独自のポジションを市場の中で築けるので、
効果が出るのが早いですよ。


追伸
こうした長期戦となる
集客コンサルティングも行っています。

あなたももし、
自力集客が厳しくなってきた・・・
とお悩みなら私にご相談ください。


追伸2
ちなみにそのお店は
若い層の利用が飛躍的に上がりました。

最後に聞いた時は
売上の2割を若い層が占めているとこのこと。

いいですか?
最初は年に1~2件しか無かったんです。
これが年間売上の2割に成長しました。


この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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Posted by ルーコ鈴木悠生 │コメント(2)
この記事へのコメント
顧客の若返り!
まさにうちの課題。
なるほど、です。
どちらにしても、若い世代が、何を求めているかを知らなきゃいけないですね。
この事例を参考に、うちで若い世代に必要とされるような商品は何か、考えてみます。
ありがとうございます。
Posted by セイヨーセイヨー at 2020年07月10日 15:40
セイヨーさん、
2記事にわたってコメントありがとうございます!
求めていることというよりも、困っていることを知るほうが先ですね。
そして何を見ているのかによって、伝える媒体も決まります。
ぜひ顧客若返りの課題の解消に取り組んでみてくださいね。
Posted by ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生 at 2020年07月11日 01:58
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    コメント(2)