愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

2020年10月23日 08:00  カテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:リピート率UPのヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント

甲子園の土キーホルダー転売と「タダでもいらない」問題

甲子園の土キーホルダーの転売問題をビジネス的に考える

甲子園が中止になった関係で
全国の高校球児のおよそ5万人に贈られた
甲子園の土キーホルダー。

それが、まさかのフリマアプリに

「出品され転売されていた」

という驚きの報道を、
あなたも見聞きしたかもしれません。
私はニュース番組で知りました。

「ありえない」
「全くもってけしからん」
「売るくらいなら野球をやめろ」


そんな反応もネット上には
たくさん飛び交っていましたが・・・

私個人としては

「まぁそうなるよね。売りたければ売ればいい。」

と思いましたし、同時にこうも思いました。

「タダでもいらないものは現実にある。」


甲子園の土の転売問題をビジネス的に考える


「タダでもいらない」

私たちがこんなことを
お客さんから言われてしまったら
それはもう悲しいですよね。

売る側は価値ある商品を
適正な価格で販売しているのに、
いらない、ではなく「タダでもいらない」なんて。

でも私たちはこの事実を
ちゃんと理解しないといけません。


例えば冒頭のニュースを
ビジネス的に考えてみましょう。

あなたは見込み客でもある
全国の高校球児5万人に「甲子園の土」を無料で配布し、
自社の認知度アップや宣伝効果を期待しました。


では結果はどうでしたか?
ターゲットと思っていた高校球児。
しかし、その一部は

「タダでもいらない」

という層がいました。


なぜ、ターゲットを絞らないといけないのか


あなたのビジネスで考えましょう。
どうしたらこのような事態を防げるでしょうか?

色々考えられますが、
まず一つ挙げるとするのなら

「価値があると思ってもらえる層にだけ届ける」

ということになりますね。

いわゆる、ターゲット層を
さらに細分化するということです。


甲子園の土に強い価値を感じ、
貰えたら嬉しい球児にのみに対象を絞れば、
このような事態は防げたはずです。

あなたのターゲットはどうでしょうか?
どのくらい細分化できていますか?

そしてそのターゲットは

「欲しい!売ってくれ!」

と、あなたの商品の価値を知っていたリ、
既に価値を感じていますでしょうか?


無料販売や安売りマーケティングのリスク


他にも対策は考えられます。

今回、転売された理由には、
無償で贈られたという部分も大きい
私は思っています。

「無料販売や安売りは商品の価値を落とす」

というのは商売の世界では
よく言われていることですよね。

とはいえビジネスの世界では
戦略的な無料販売や安売りは日常茶飯事です。

でもそれは「価値あるもの」と理解されるように
きちんと顧客教育を行っています。


勝手に送り付けられたような
「価値を感じないもの」はお客さんもいりません。
だったらあなたは、どのようにターゲットに届けますか?


無料配布や安売りは「本当に価値あるもの」で成功する


もう一つ、今回の報道で
私たちが学ばなきゃいけないのは、

戦略的な無料配布であればこそ、

本当に価値の高いものを届けなければいけない。


という部分です。


上でも書きましたが、
マーケティングの分野では
戦略的な無料配布や安売りはよくあります。

それで多くの見込み客に
商品やブランドを認知してもらい、
さらに継続購入に繋げていくためです。


例えばイベントで配布される
「粗品進呈」などの企画もその一つ。
顧客獲得のためにあなたもしたことあるでしょう。

そんな時、ついついコストが
かからないモノで済ませていませんか?


それでは顧客獲得にはなりません。
お客さんが欲しいなら、無料配布や安売りであっても、
本当に価値あるもので行うから再来店に繋がることを肝に銘じましょう。


結論:お客さんのことをもっと知ろう!


いくつかアイデアを書きましたが、
正直なところ、結論はたった一つです。


「売り手はお客さんを知らないといけない」


これに終始します。

特にどんなものを欲しがり、
何に価値を感じ、何に価値を感じないのか。

それが分かっていれば、
高校球児全員に甲子園の土を贈らなくても済んだかもしれません。


さらにリサーチの結果、
一部の球児が価値を感じられないなら、
価値を感じられるように教育すれば良いのです。


私たちは良い商品があると、
「みんな喜んでくれる!」と思って
意気揚々と売りに出掛けてしまいます。

でも、、、

買う側が価値を感じなければ、
1000万円のスポーツカーだって不要ですし、
100円のお菓子だって不要なわけです。


欲しい人に届ける。
欲しいと思ってもらえるようにして届ける。
そのためにも「お客さんを知る」ことが大事です。


追伸
そう考えると、欲しいと思う人に
フリマアプリを通じて売った高校球児たち。
実に商売人的な発想だと思いませんか?

もちろん、
今回、贈ってくれた野球関係者の気持ちは
完全に無視されたのでモヤモヤはします(笑)

それでもこれからの日本を担う若者たちが、
ニーズを見極めて行動できるセールスマンだったと考えれば、
私的には割と明るい話だなぁと思えています。

それがたとえ「お小遣い稼ぎ」だったとしてもです。
世界中のセールスマンはお金を稼ぐために売るわけですから。
しかも合法ですからね、今回の件は。


追伸2
例えばこう考えてみてください。

旅先で買った500円のキーホルダーも、
行かなかった人からすれば500円分の価値もないかもしれません。
でもなぜ、お土産でもらって嬉しいと思えるのか。

それはお互いの間に「関係性」があるから。

全国の高校球児の全員が
甲子園に対して強い想いを持っているわけではない。
そうすれば関係性は希薄なわけです。


だからこそ、
関係性を持つことも
顧客獲得には重要と言えます。

そしてあなたが
ネット集客をしたいのなら、、、
見込み客と関係性を作ることは大切です。

そんな話をさせていただくセミナーを
現在、準備しています。

皆さんにお伝えできるようになったら
このブログでも案内しますね。
お待ちください。



この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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