広告宣伝の反応を上げるために

「ターゲットを絞り込む」

という常套手段があります。


この「絞り込む」というのは、
多くの人が苦戦を強いられています。

それもそのはず。


お客さんを絞るなんて
普通に考えたら恐怖ですよね。

「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」

とも言いますし、
出来ることなら狙う的は
広くしておきたいってのが本心です。

ターゲットを絞り込むの誤解

とはいえ、
数々の広告が証明している通り、
絞り込んだ方が成果は出ます。

10年も広告宣伝の世界に
身を置いている私もそう実感しています。

ただ・・・

多くの社長さんが
広告宣伝における「絞り込み」というのを
誤解していると思います。

「ターゲットを絞り込む」

というのは、
小さい的を狙う事ではありません。

「ピントを合わせる」

と言った方が正しいのです。

ターゲットの絞り込みは的の大きさではない

ターゲットを絞り込む際、
どうしても小さい的を設定して
広告宣伝をしようとしてしまいます。

「ニッチを狙う」

に近い発想なのでしょうか？


でも先ほどお伝えした通り、
広告宣伝におけるターゲットの絞り込みは
ピントを合わせることです。

狙い定める的の大きさは
ぶっちゃけここでは重要ではなく、

「狙わない箇所を決める」

と捉えた方が正確です。

絶対に来てほしくないお客さんは誰？

例えば、
狙わない個所というのを、

「絶対に来てほしくないお客さん」

と考えてみましょう。


きっと何かしら答えが出てきますよね？
私もそういう人はいます。

・依存度が高く
・丸投げ気質で
・しかも金払いが悪い

お客さんは来てほしくありません（笑）


そして次にこう考えます。

「わざわざ来なくても良いお客さん」

は誰なのか、を考えてみましょう。


別に来ていただく分には構わない。
でもわざわざ来なくても良いお客さんって
あなたにもいないでしょうか？？？

私で言えば、

スピードを超重視する人

がそれに当たるかな、と思います。
※スピードは大切ですが、限度はありますので。

ピント精度を上げることは社長の役目

そうやってじわじわと、
あなたが「狙わない個所」を
定めていくことで「ピント精度」が上がります。

結果的に広告宣伝の
ピントが合うようになり、
ターゲットの絞り込みに繋がります。

そしてこれは
「お客さん」ばかりではありません。

・「商品アイテム」
・「お客さんの悩み事」
・「価格や支払条件」

などでも、
狙わない個所を決めることで
ピント精度を上げることができます。


つまり様々な視点から
ターゲットの絞り込みは可能なのです。

その結果、
狙う的が明確になり、

刺さる広告宣伝メッセージ

を作りやすくなります。


そして、その役目は
広告会社でもなく、従業員でもなく、
社長さんの仕事です。


追伸
もしあなたが、
広告宣伝の反応率を上げたいのなら、
狙わない個所を決めていく「絞り込み」をしてください。

ピントが合ってくると、
見え方が変わってきますよ。


追伸2
そういえば
カメラのピント合わせも

「絞り」

という言葉を使いますね。

最近は私も
一眼レフを使う機会が減ったので
カメラの腕は落ちてそうです（汗）