愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

2019年10月21日 08:00  カテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント

思わずこのダイレクトメールを読み進めた理由

違和感で読ませるダイレクトメール

「またあの会社からだ・・・」

それは私の自宅のポストに届いた
1通の圧着ハガキ型のダイレクトメール。

この会社からのダイレクトメールは
いつもはすぐにゴミ箱行き。

でも今回は、、、

思わず中身をじっくり読みました。
そして圧着ハガキの中身もチェックしました。

この私の行動の理由を知れば、
あなたのチラシやダイレクトメール、その他の
広告宣伝・販売促進で役立つと思い、ブログでシェアします。


思わず読み進めた理由


この会社からのダイレクトメールは
かれこれ10年以上、年に数回送られてきます。

内容的にはいつも同じで、
キャンペーン告知や新商品の紹介、
そして割引クーポンが付いています。

私個人としては、
この会社の扱う商品は数年に一度、
購入機会の検討タイミングが来ます。

そのため、
そのタイミングが合わない限り
ダイレクトメールを注意深く読むことはありません。

ではなぜ、
今回は思わず読んでしまったのか。


その理由は、

私の知っている
漫画のキャラの絵が描かれており、
そのセリフが意味不明なものだったから。


からです。


ゴミ箱行きを回避した要素


冒頭の写真をご覧ください。

ハガキの片面半分以上を
漫画のキャラの絵が占めてまして、
まずはそれが私の目に飛び込んできました。

そのためゴミ箱へ直行ではなく、
読み進めることになったわけです。

セリフにも注目です。


実はここには、

「ばいばい菌だ」

という一言が添えられています。


意味が分かりません。


でも、その下のスペースに、
とても細かい文章が書かれています。


要約すると、、、

「弊社は業界特有の常識とばいばい菌します」

という社長さんからのメッセージ。


漫画のキャラのセリフと
ここでリンクしていることが分かります。

「え?どういうこと?詳しく教えて!」

と意味不明な状態から興味に変わり、
思わず続きを読み進めました。


広告やダイレクトメールで重要なこと


この一連の流れはあなたにとって、
何てことのないシーンかもしれません。

でも広告やダイレクトメールにおいては
とっても重要なことが起きています。

それが、

「注意を引き、続きを読ませたくなる」

ということ。

このダイレクトメールは
漫画のキャラの絵とセリフだけで
見事にそれをやってのけたんです。


実はこの漫画の世界観が
この会社の扱う商品とは全くの別分野だったのも、

「何故ここに君がいるの?」

という興味に自然と繋がりました。


インパクトと誤解をしてはいけない


ここで多くの方が陥る、
広告やダイレクトメールの誤解があるので
紹介しましょう。

それは、

「インパクトが大事」

という考え方。


確かに今回のケースだと、
インパクトは大きいものでした。

・スペース大きく描かれている漫画の絵
・しかも場違いともいえる別分野の漫画
・そのキャラのセリフも一見、「謎」



ただし、これらの

「注意を引き、続きを読ませたくなる」

ための要素の本質はインパクトではありません。


その肝心な要素は

「違和感」

です。


読み手にまず
「違和感」を与えることが正解です。


「いつもと違う」から目を引く


思い出してみてください。

「いつもと違う」から、
私たちは広告に注目し、
そして見続けてしまいます。

あの看板や、
あのチラシや、
あのTVCMだったり・・・


私たちが頭の中に
無意識に構築している

「いつものやつ」

とは異なる見せ方をされた時、
違和感を感じて注目します。


その「違和感」
あらかじめ意図したカタチで
広告やダイレクトメールに落とし込む。

広告の反応率や
ダイレクトメールの開封率が落ちてきたら、
この「違和感」を利用してみてください。


間違っても、
見出しやキャッチコピーで

いきなり売り込む

だとか、

違和感の要素がないインパクトのみの情報

を載せることはしないでください。

そうした瞬間に、
読まれずに即ゴミ箱行きになります。


追伸
今回のダイレクトメール。
その絵の下にかなり細かい文字で
社長さんからのメッセージが載っていました。

漫画のキャラが発しているセリフと、
その社長さんのメッセージがリンクしており、
うまいこと圧着ハガキの中身に誘導しています。

圧着面の中身は
商品案内と価格の訴求。

いきなり売り込まず、
興味を持たせてからの売り込みなので
スムーズな展開だと思います。

とはいえ、読ませた後、
買わせる・来店させるというのは
また別の仕掛けが必要です。

その仕掛けに興味のある方はいますか?


追伸2
ダイレクトメールの分析は
とても楽しいのでつい収集してしまいます。

私と同じような趣味の人は
他にいらっしゃるでしょうか?(笑)

ちなみに他のダイレクトメール分析記事は
こちら↓↓↓

参考記事:これはひどい・・・ある会社から届いたアレ




この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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