先日、土地勘のない場所を
クルマで運転していた時のことです。

たまたま目に入ったのが
お店の前に並ぶ人の行列でした。

何屋さんなのか、
パッと見で分かりませんでしたが、
新規開店とかではないようです。

このご時世に行列なので、
人気店なのだなぁ、と思いました。

そしてしばらくの間、

「あのお店はいったい何屋さんなのだろう？」

という「純粋な興味」が
私の頭の中を占拠していました。

集客・販促に使える「ヒューリスティック効果」

あなたに質問です。

「行列ができるお店」

と聞くと、
どんなイメージを持ちますか？

飲食店なら美味しいのかな？とか。
小売店ならセール期間なのかな？とか。
クリニックなら名医がいるのかな？とか。

・・・おそらく
行列ができる理由を
思い込みでプラスに考えますよね。


こうした無意識に思い込むことを
心理学の世界では「ヒューリスティック」と呼ぶそうです。

そしてこれらはたびたび
集客や販促の世界で「戦略的」に使われ、
企業のマーケティング活動で有効とされています。

人が抗えない心理効果を戦略的に活用する

あなたも消費者の立場で
こんな経験はないでしょうか？

行列の出来ている先に興味が湧いたり、
有名人のサインが貼られたお店に期待したり、
トロフィーや賞状が飾ってる会社に安心したり。

これらはすべて
「ヒューリスティック」の効果です。

選択・購入の意思決定や、
品質判断を、売り手の言葉ではなく、

・行列
・有名人のサイン
・トロフィーや賞状

といった事象やモノ（アイテム）で済ませる。


もちろんその意思決定や判断が
時にはハズレてしまうこともあります（笑）
それでも「人」は動いてしまいます。

この抗うことが難しい心理効果は、
どうして起きるのでしょうか？

それは多くの人が
意思決定や判断を出来る限り
「簡素化したい」と思っているからです。

お客さんは考えたくない、迷いたくない

私は以前、
POP広告における鉄則を
ブログ記事にしました。

参考記事：店内POP広告は考えさせたら「負け」

ここでも書いたように、
販促広告は「考えさせたら負け」です。

そしてその裏には、
できるかぎり「迷いたくない」という
消費者心理があります。


余計なことで
脳みその消費カロリーを
増やしたくないんですね。

ですから行列やサイン、
賞状などで「迷う」ことを省力化し、
シンプルに生きていこうとします。

では、集客・販促に
取り組もうとしている私たちが
行うべきことは何でしょうか？

それは・・・

意思決定や判断をシンプルにさせる

お客さんの意思決定や判断を
出来る限り簡素化し、省力化できる

事象やモノ（アイテム）

を取りそろえることです。


そして集めたら、
お客さんの目に付くところに
置いておきましょう。

例えばお客さんからの
感謝の手紙なども有効ですよね。


BtoC、BtoB問わず、
全てのビジネスで有効な
マーケティングテクニックです。

どういったことが
あなたのお客さんの意思決定・判断を
簡素化・省力化できるのか。

ぜひ考えてみてください。


追伸
私はよく観光地で
行列の出来てるお店や
ネット上のクチコミが多いお店を選びます。

そして高い確率で失敗します（笑）

あれはいったい何なのでしょうね。
でも「地元民が愛するお店」にハズレは
あまり無いように思います。

なので最近は
地元民が通うお店を
ネット上でも探すようにしています（笑）


追伸2
今日お伝えしたテクニックは
予算ゼロでも取り組める内容ですし、
今すぐ実践できる内容です。

ぜひ、後回しにせず、
取り組んでみてください。

「一人ではどうにもできない！」

という社長さんは、
私のコンサルティングを受けてみてください。

私が一緒に御社の集客・販促を
考えてサポートさせていただきますよ。

→ルーコ鈴木に相談する