前回、「あなたのビジネスを救う処方箋」として
商品やサービスの値上げに取り組むことについてご提案しました。

そして今日は、
簡単に値上げしてはいけない理由をお伝えしたいと考えています。

その前に、改めて値上げのメリットをお伝えします。

値上げのメリット

あなたが値上げを選択すれば、
売上も上がり、利益も取れ、顧客を選ぶことができます。

顧客を選べることで、営業活動に時間をとられたり、
クレーム対応に追われたり、非生産的な仕事に振り回されなくて済みます。


例えばあなたが100円の商品を扱っているとします。

今まで10,000円を稼ぐには、
100円の商品を100人に売る必要がありました。

商品を1,000円に値上げすれば、
たったの10人に売るだけで10,000円は達成します。

100円の商品を100人に売る労力と、
10人に売る労力ではどちらが大変で時間がかかるでしょうか？


さらに、前回のブログでは、
お得意様向けの商品を作りましょうと伝えました。

それを仮に10,000円という高価格帯の商品にしましょう。
お得意様向けの商品ですから。

日頃からあなたとお付き合いのあるお客様にその商品を提案します。
その商品は、たった1人に売ることができれば目標は達成します。

どうでしょうか？

値上げを選択すれば、あなたは100円の商品を、
100人に売り続ける必要はもうありません。

値上げを選択することが、
あなたの「時間」を確保することに繋がるのです。

でも無策で値上げすると客離れリスクがある

そんな魅力的な「値上げ」という選択は、
無策のまま突っ走ってはいけません。

なぜなら何も準備せずに行えば、
高確率で客離れを引き起こすからです。


前回のブログの最後でお伝えしたとおり、、、
価格を上げても簡単には売れません。

今まで設定されていた過去の値段は、
あなたのお客さんにとって「受け取る価値と同等」と見られています。

あなたの商品は「100円」の価値のあるもの。

それを値上げする時、
お客さんが納得する「理由」がなければ、
反発が起きてしまい、買ってくれない状況になります。

しかし「値上げの理由」を伝えたのにも関わらず、
お客さんが「買ってくれない」ケースもあります。

そんなときはどうしたらいいでしょうか？

・商品やサービスの質を向上させますか？
・パッケージや見た目を変えてアピールしますか？
・努力と根性で頑張って売りますか？


そんなあなたに提案したいのが、
「マーケティングに取り組む」ということです。

マーケティングのススメ

マーケティングは見込み客を目の前に連れてくること。
つまり、究極には「売り込みを不要にする」ことです。

マーケティングには、

・見込み客を理解するためのリサーチ
・見込み客との接触から売るまでの戦略設計
・価値を理解し、購入してもらうための顧客教育
・見込み客を目の前に連れてくる広告宣伝
・売り込みをしやすくする商品コンセプトづくり
・集客を自動化させる再来店（リピート）の仕組み
・No.1ではなく、Only Oneと認知してもらうブランド化
・既存客との絆を深くする関係構築の仕組み
・口コミを誘発する仕組み

といった、様々な活動が含まれています。


これら全てをやるのは大変です！

しかし、これらを日頃から取り組むことで、
値上げをしても客離れしてしまうリスクを防ぐことができます。

毎月の売上の乱高下に頭を抱えなくて済みます。

本当に付き合いたい理想のお客さんとだけ付き合っていけます。

もし、あなたが値上げを敢行し、
自分の時間を確保したい社長さんなら、
マーケティングに取り組むように意識を持っていきましょう。

じゃあ、マーケティングは誰の仕事？

自社のマーケティングに取り組む、
一番の適任者は誰か・・・あなたは知っていますか？


それは社長さん自身です。
なぜなら、そのビジネスは社長さんのものですから。

しかし、先程挙げたマーケティング活動すべてを、
社長一人でこなすのは難しい・・・。

自社のマーケティング担当者を雇うことができるなら、
専門職として業務を担ってもらうことも良いとは思います。

しかしそれさえも難しいのなら、
忙しい社長さんの支援をしてくれる、
マーケティングコンサルタントに任せましょう。

でも決してコンサルタントに丸投げしてはいけません。
自分のビジネスの舵取りを他人に任せてしまうことになります。

あくまで舵取りは自分。
そのサポートをコンサルタントに依頼しましょう。


追伸
あなたは「右腕」が必要な経営者さんですか？
もし、サポートが必要なら一度私にご相談ください。

→こちらから相談できます


もし、コンサルタントに頼むのは気が引けるなら・・・
お勧めの方法があります。

それはブログを書くことです。
詳しくはまた次回のブログにて。

明後日の朝8時にアップしますね。


追伸2
「右腕」は不要だけど、
マーケティングのどれかはやらないといけない…
とお考えの経営者さんなら、このブログ記事を一度ご覧ください。

→社長さん、この集客の仕組みはもう持ってますか？