愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

2019年02月09日 08:00  カテゴリ:ブランディングのヒントカテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:客単価UPのヒント

【悲劇】半額でも売れない

半額でもいらないなんて・・・悲しいですよね

それは2018年の年末のこと。

年の瀬の財布の紐が緩む時期です。

彼は「この時期なら売れるだろう!」と思い、
いつも販売しているものよりも上質なアイテムを取り揃えました。

仕入元も「この時期なら売れますよ!」と太鼓判。


年の瀬のお客様に感謝の思いも込めて。
いつもより品質の良い商品を店頭に並べました。

確かに、いつもの商品と比べると、
ちょっとだけお高いのですが・・・

「年末だし、特別な品でもきっと売れるだろう」

と彼は信じていました。


おかしい・・・売れない・・・


しかし、売れませんでした。

彼はその状況を信じられませんでした。

こんなにお客さんは来てくれているのに。
売り場の中で目立つように置いているのに。
何よりいつもより上質な商品なのに。

・・・全く売れません。


どうしよう。

売れるだろうと意気込んで、
彼は沢山仕入れてしまいました。

仕入れ元に合わせる顔もない。
しかも明日が最後の営業日だ。

彼は最終日に、
思い切った賭けに出ることにしました。


タイムセールで少し値引いて販売


最終日の今日。

数時間後には年内営業終了です。

彼は思い切って、タイムセールを実施しました。
店内にPOP広告も貼りました。

タイムリミットは残り4時間。
1つだけでもいい!売れて欲しい!
販売価格の30%オフで売り出しました。


・・・しかし売れません。

お客さんは来てくれているのに。


残り2時間。

お客さんは引き続き来店しています。
彼はこのタイミングで、さらに割り引くことにしました。

完全に赤字覚悟の50%オフ!半額です。

これで売れないのなら・・・
お客さんの目を疑ってしまうほどの価格です。


半額で販売した結果・・・


そしてその結果はというと。

・・・まさかの、売れませんでした。


彼は値段設定を間違えたのでしょうか?

そもそも仕入れたもの自体が悪かったのでしょうか?

なぜ、こんな結末になってしまったのでしょうか?


若干、内容をいじっていますが、
私のクライアントさんのお店で起きた
「悪夢のような事実」を紹介させていただきました。


半額でも売れなかった理由


タイムセールを実施し、
半額にしたのにも関わらず、
その商品は売れませんでした。

最終的な売価は、
日頃販売している商品よりも安い金額でした。

つまり・・・

この事実を分析すると、
商品の価格設定が直接的な原因ではないようです。


品質も確かなものでしたし、
お客さんも沢山来てくれていたそうです。

売れなかった理由として、
何が考えられるでしょうか?

あなたはわかりますか?


売る努力を忘れてない?


本当の理由はわかりません。

が、冒頭の話を聞いたとき、
私はある仮説をクライアントに伝えました。

それは、


「売る努力を忘れていないか」


ということ。


年末だから売れる!
高品質だから売れる!

この「○○だから売れる!」という思考は、
基本的に危険サイン
と考えて良いでしょう。


なぜなら、、、

あなたの見込み客は
その商品の価値を知ることで欲しくなり、
あなたから買ってくれるのです。

商品の価値がパッと見て分かるような
有名ブランドの商品であれば、
勝手に売れていくかもしれません。

その価値がすぐに伝わるほど、
見込み客が商品知識に精通していれば、
勝手に売れていくかもしれません。


しかし、そんなこと滅多にありません。

見込み客は基本的に、
その商品の価値を知りません。


分からないものはいらない


私たちは、
価値の分からないものはいりません。

値段が安ければ、
試しに買ってみようかな・・・と思うことは
たまにあるかもしれません。


しかしそんな冒険(ギャンブル)も、
ある一定の金額を超えると急になくなります。


そうなると、もうソレは不要です。
半額でもいらないものになってしまいます。


いい商品が売れるのではありません。

価値の伝わった商品が欲しくなって売れるのです。
そして、また欲しくなるから売れ続けるのです。

価値を伝える努力をし続けましょう!


追伸
価値が伝わるような取り組みを行うと、
単に売れるようになるだけではありません。

あなたの商品は沢山の競合品の中から
見つけてもらいやすくなります。
それがブランディングです。


追伸2
価値が正しく伝われば、
「価格が2倍でも欲しい」と言ってもらえるでしょうね。

頑張って頭に汗をかいて、
価値を伝える努力をしましょう!!




この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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