あなたは、
朝専用の缶コーヒーをご存知ですか？

そう。
アサヒ飲料が出している
ワンダのモーニングショットという商品です。

この商品は、
広告宣伝や販促の良い参考例であり、
商品づくりにおいても良い事例と言えます。

なぜなら、、、

ポジショニングが秀逸

このモーニングショットという缶コーヒー。

競合商品がひしめく棚の中で、

「私は朝専用の缶コーヒーです」

と言っただけで、
一定のポジションを築き上げました。

こんなにシンプルなメッセージだけで、
ポジションは築くことができるんですね。

もちろん、
モーニングショットには
セールスメッセージとして他にも

「スッと飲めて、キリッと苦味」

などがあるようです。

でも、ほとんどの人は認識していないはず。

モーニングショットという商品名と、
朝専用缶コーヒーというコンセプトだけで、
他の商品との「違い」を打ち出しています。

朝専用缶コーヒーは朝以外も飲む

「朝専用」とアピールすることで、

ターゲットを絞っているんだな

という感想を持つ人もいます。


実際にはどうでしょうか？


この商品は朝専用と謳いつつも、
実は朝以外にも売れているようなのです。

私自身も目を覚ましたいとき、
あえてこのモーニングショットを選びます。

それは昼食後だったり、夜の事もあるわけです。

まァ・・・午後の紅茶も朝飲んでもいいわけですから、
当たり前のことですよね（笑）

とはいえ、、、

結果的に「用途を絞った売り方」が、
それによって得られる「効果」が明確となり、
ターゲットとした時間帯以外にも売ることが出来ている。

絞ると最終的に広がる（よく売れる）良い例ですね。

ターゲットではなく、市場を絞る（→小さな市場が出来る）

以上のように、モーニングショットは
ターゲットを絞ったと上では書きましたが、
実際には「市場を絞った」というのが適切かな、と思っています。

もっと正しく言うなら、
「小さな市場を作り出し、さらに一番手として名乗った」です。


缶コーヒー市場は
様々なメーカーから沢山の商品が発売され、
日々、棚の奪い合いをしています。


しかし、
モーニングショットはその中で

「私は朝専用です」

と一番初めに宣言した商品です。
（↑ここめちゃくちゃ重要）


その結果、缶コーヒー市場の中で
「朝からスッキリ飲める缶コーヒー」という、
小さな市場が生まれました。

小さな市場のトップに立つ

市場全体のトップに立つのは困難でも、
細分化された市場の中でトップに立つのは、
私たちのような中小零細企業の方が有利です。

あなたも市場をよく見てみてください。
必ず小さな隙間があるはずです。

それはもしかしたら、
朝専用というように消費する時間帯かもしれません。

それはもしかしたら、
商品・サービスから得られる効果かもしれません。

それはもしかしたら、
問題解決に要する合計時間かもしれません。


小さな市場の中で、
声高らかに「一番」を名乗ることが出来れば、
あなたの集客・販促はとてもスムーズになるでしょう。


他社が見落としている、
小さな市場はどこなのか。

そしてあなたのビジネスが存在出来ている理由と
その市場がガチッと当てはまれば、強力なメッセージの完成です。


追伸
ポジションが明確になると、
見込み客は迷わなくて済むようになります。
比較検討がシンプルになるのでより売れるようになります。


追伸2
もし、あなたが小さな市場の中で
地域一番店を目指したいのであれば・・・

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