愛知県豊田市の集客コンサルタント、ルーコ鈴木が「地域一番店戦略」を公開!マーケティング・ブランディング・広告宣伝のアイデアや、売上アップ・利益アップのノウハウをお伝えします。

2020年12月02日 08:00  カテゴリ:ブランディングのヒントカテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:リピート率UPのヒントカテゴリ:客単価UPのヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント

お店からのダイレクトメールの「怖い話」

上得意客向けマーケティングで気を付けること

今日はちょっと怖い話をします。
12月に入って朝晩も冷えるこの時期に
あえて怖い話をするのをお許しください。

というのも私は先日、
あるお店から送られてきた
ダイレクトメールを開けたんです。

そこにはいくつかの
特価チラシが無造作に封入されていました。
そのスタイルは、彼らのいつもの「やり口」です。

私は慣れた手つきで
封筒の中に入ったチラシの中から
目につくものが無いかをチェックします。

するとふと、
いつもだったら目に入らない単語
なぜかその日、私の目に付きました。

そこには・・・

「上得意様 特別ご招待会」

と書かれていました。


・・・誰か教えてください。

一体いつから私は、
このお店の上得意客になったのでしょうか?


知らない間に私は上得意客にされていた・・・


恐ろしいことに
私は知らぬ間に「上得意客」
なっていた(されていた?)ようです。

確かにそのお店では
過去に何度か購入しています。
直近は数百円の電池を買いました。

でも「上得意客」と言えるほどの
買い物額や購入頻度ではありません。

でも私は「上得意客」だったようです。
正直、知りませんでした・・・。

おそらくこれまでも、

「上得意客様向け企画」

が書かれたチラシを受け取っていたはず。
でも今までは全く気付きませんでした。

いや、本当に
冷静に考えたら怖いですよ?
知らぬ間に「上得意客」になってるって。


上得意客向けマーケティングの落とし穴


でも今回のブログは、
こうした集客・販促活動に勤しむ
企業の努力を笑いモノにしたいわけではありません。

上得意客向けのマーケティング

というのは、
実際に有効な「囲い込み」の方法だからです。

ただこのお店が行っている手法は
少々、乱暴だなぁと感じるモノです。

なぜなら???


上得意客様に昇格した旨を
こんな「色んな人にも送っているであろう」方法
無機質にお知らせしているからです。

「上得意客扱い」

するなら、
それなりの扱いをしなければ、
お客さん側に自覚も起きません。

それでは何も意味がないのです。


最初にVIP客認定をちゃんとしよう!


もしあなたが
上得意客向けのマーケティングで
売上もリピート頻度も上げたいなら・・・

上得意客はそれなりの特別待遇

をするべきです。

そのためには最初が肝心。


私はこのお店以外に、
VIP客認定してくれている企業があるのですが・・・

私はその企業の
VIP客であることを喜んでいます。

思い返せば数年前。

白い厚手の封筒が
我が家のポストに送られてきたのです。

中には黒い紙が封入されており、
そこには箔押しで「VIP客認定」と書かれていました。

「あなたは弊社のVIP基準を満たすお客様です」

そう書かれた手紙を読んだだけで、
私は一瞬でその会社のことを好きになりました。
そして今も好きなままなので継続的に商品を買っています。


お客さんが自覚するからこそ、VIPサービスは輝く


この体験から分かること。

少なくともあなたが上得意客向けに
マーケティング施策を実施する際には、
注意することがあります。

それは・・・

まずお客さんを
上得意客(VIP客)に昇格したこと
うやうやしくお知らせすることです。

方法は手紙でもいいでしょう。
特別なVIP認定カードを送っても良いでしょう。
社長直々に感謝の電話をするも良いでしょう。

次回来店時には、
セレモニーをしてもいいかもしれません。

特別待遇されるべき
大切なお客様になったことを、
お客さん自身に「認識してもらう」こと。

これが必要不可欠です。


うわべだけの広告宣伝になってない?


お客さん自身が
あなたの会社やお店・ブランドの
上得意客(VIP客)である自覚が無ければ・・・

「大切な上得意客様向けにご案内します」

的な広告宣伝やダイレクトメールは全て

「嘘っぽい、うわべだけの言葉」

にしか聞こえてきません。


「君のことが本当に大切だよ」

と女性を口説くときに使う言葉も、
日頃からそうした扱いを男性から受けてなければ
嘘にしか聞こえません。

しかもいきなりだったら「怖い」です。


ですからあなたが
上得意客様向けの企画を実施するなら、
まず最初に「大げさ」に認定してあげましょう。

「あなたは弊社の厳しいVIP基準をクリアした上得意客様です!」

始めに歓迎の言葉を贈っていれば、
それ以降に送る「上得意客様向けのご招待会」チラシは
かなり強力に働いてくれるでしょう。

逆にそれをしなければ、
今回の私のように

「怖っ!知らん間に上得意客にされとった!」

とか、、、

「ふ~ん、どうせみんなに案内送ってるんでしょう?」

と思われるのがオチです。

もちろんこれでは、
集客には繋がりません。


追伸
お客様を大切にする。
だったらその姿勢を広告宣伝にも
きちんと表してほしいものですよね。

お客さんは特別扱いされたい。
その欲求を満たしてあげることも
マーケティングにおいては大事なことですよ。

参考記事:儲かりたいなら…お客さんによって態度を変えるべき


追伸2
弊社も長期契約のクライアントは、
取引したばかりののクライアントよりも優遇されます。

でもそうした特別扱いも
クライアント自身が認識してなければ
ただの過剰サービスでしかありません。

「価値を高める」

ためにも、
分かりやすくすることは大事です。



この記事を書いている人

豊田市の集客コンサルタント ルーコ鈴木悠生ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ


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