2020年03月01日 08:00 カテゴリ:ブランディングのヒントカテゴリ:広告宣伝(集客)のヒントカテゴリ:リピート率UPのヒントカテゴリ:客単価UPのヒントカテゴリ:戦略型思考のヒント
本気で「売りたい」人向けの、ちょっと堅めのブログ
いやはや・・・
ここ数日、
ドラッグストアに
人々が大勢詰めかけてますね。
開店前の朝9時から
行列ができている薬局を
今週、あちらこちらで見かけました。
しかもその上、今度は
ティッシュやトイレットペーパー、
キッチンペーパーが棚から消失とは・・・。
先ほど近所のドラッグストアで
紙製品がごっそり無くなっているのを見て、
「ひゃ〜、これぞマーケティングの一つの姿だなァ」
と思いながら、
インスタントラーメンと
栄養ドリンクを買って帰ってきました。
商品が棚から消える理由
行列が出来ると、
思わず並びたくなる心理、
ありますよね。
他のみんながこぞって
話題にしていたり買っているのを見ると、
何だか置いていかれた気がして焦りますよね。
今すぐに必要ではなくても、
「残りあとわずか!」と言われたら、
慌てて手に取ってしまうことありますよね
これらは全て、
マーケティング施策の中で
よく使われるものです。
・バンドワゴン効果
・希少性の原理(限定・デッドライン効果)
とか言われるもので、
あなたもきっとうまく使えば
集客・売上アップに繋げられます。
ぜひお試しを。
本気で売りたい人だけ続きを見てください
で、今日の本題はソレではないんです。
「パニック」とも言えるような
ここ最近の大衆の消費行動の裏側について、
マーケティングの視点から少し考えてみたいんです。
何故かと言うと、
「どうやったら売れるのか」
というのを、
あなたもきっと日々考えて、悩んでいますよね?
ちなみに私はしょっちゅう考えています。
今日取り上げる消費行動の裏側は
冷静に見ていくと、そのヒントというか、
「売り手として思わず行動したくなる」部分が見えます。
なので今日のテーマは、
「本気で売りたい人」向けです。
ほどよく売れれば良い、
という人には向きませんので、
あらかじめご了承ください。
専門家も売り手の声も無視される状況
今回の新型コロナウイルスに関する
メディアの報道を一つ一つ観察すると、
不思議な面が見えてきます。
それは医者や感染症の専門家など、
その道のプロは、マスクの買い占めを助長したり、
ティッシュやトイレットペーパーを買うことを煽動してません。
むしろ「皆さんちょっと落ち着いて」という立場で
冷静にメディアで発言されています。
またドラッグストア側も
買い占め・買いだめを助長しておらず、
むしろ問い合わせ対応に疲弊していることも。
にも関わらず、
大勢の人々は買い占め・買いだめに走っています。
専門家も、売り手側も
「今すぐ買ってください」
なんて言ってはいないんです。
恐怖と信念による消費行動
つまり、こういうことです。
専門家や売り手が、
「買ってください」
と言わなくても、
大勢の人々がパニックになるほど
「買いに走る」ことが実際に起きている、ということ。
その消費行動の
根源にあるのは何か?
それは「恐怖と信念(思い込み)」です。
人々が専門家の声を無視して、
思わず行動を起こしてしまう裏には、
まず「恐怖を避けたい」という根源的な心理が働いています。
そして、専門家や売り手が何を言っても
「これを今、私は買いたい」と思い込んでしまうのは、
私の判断が正しいという信念があるから。
これについては
過去の記事が参考になります。
→見込み客リサーチは難しくて面倒?いいえ、簡単です。
興味があればご覧ください。
あなたのビジネスで同じ状況が起きたら?
話を戻します。
「恐怖と信念」によって、
多くの人々は制止を振り切り、
不要なものを買いに走ってしまう。
これはあなたのビジネスでも
いつ起きてもおかしくないことです。
もちろんそれによって
あなたのお客さんが幸せや快楽、
安心・安全を手に入れられるなら良いです。
でも万が一、
お客さんが他社の粗悪品を購入してしまったら?
本当に必要なものにかけるべき大切なお金をよそ事に使ってしまったら?
そのような結果、今よりももっと悪い状況に陥ってしまったとしたら?
それはお客さんの自己責任
と言ったらそれで終わりですが、
私たち、売り手の立場からすると
歯がゆい気持ちにならないでしょうか?
セールスマンの義務
売り手の義務として、
私は「お客さんの幸せを守り続ける」というのが
前提としてあるんじゃないか、と考えています。
だからこそ、
売り手である私たちは、
日頃からお客さんと接点を持ち続け、
適切な判断ができるように顧客教育し続け、
お客さんの幸せに最短距離で到達できる価値を提供し続ける。
・・・つまり「売り続ける」ことが、
大事なんじゃないかな、と思っています。
もちろん一度パニックになれば、
専門家である私たちの話をお客さんは
聞いてくれないかもしれません。
でも、たったひとりでも、
あなたの話を聞いてくれるお客さんがいれば、
粗悪品や不要なもので不幸せになる人を一人救えます。
マーケティングとは顧客との関係構築
お客さんの「信念」は、
あなたが日頃発信しているメッセージによって、
形成されていきます。
だからこそ私たちは、
売り続けるためにメッセージを発信し続ける。
そしてお客さんとの関係を深めていく。
私の考えるマーケティングは、
こんな感じの世界観で形成されています。
あなたはどうでしょうか?
お客さんに対して、
どのようにマーケティングしますか?
追伸
鈴木さんって堅いな〜と
思われても仕方ありません。
なぜなら私にとって
「売る」ためのマインドセットが
この部分にあるから。
このブログを読んでいるあなたには、
私がどんな人間かもぜひ、知っておいてほしいんです。
ルーコ鈴木はなぜ、
商品やサービスを売るのか。
それは「救済」が根底にあるから。
これに共感できる方は、
きっと私と仲良くなれます(笑)
追伸2
このブログ記事は、
こちらの企画の時間で書きました。
→社長のための集中タイム:オンライン
2回目の開催は3/3(火)の18時からです。
参加者は引き続き、募集中ですよ。
一緒に60分間、
集中してブログを書きましょう!
詳しくは特設ページを御覧ください。
この記事を書いている人
ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ)
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ルーコ鈴木悠生
愛知県豊田市で、ブランドマーケティングコンサルタント・集客の仕組み構築アドバイザーとして、中堅・中小零細企業様の「集客・販促・ブランディング」のコンサルティングをしています。(→略歴・自己紹介へ)
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鈴木が次に選んだ情報発信メディアはコレだ!!
今日はBtoBビジネスの人だけ見てください。
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情報発信はキライです!!!!
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Posted by ルーコ鈴木悠生
│コメント(2)
今、顧客と私の間に接点を持てていません。前の会社では顧客と生産者に接点がありました。それは、私の考えでは信用と同じようなかなと思います。どうでしょうか?
私の会社の情報を発信していくことも少しずつしていこうと思います。
接点=信用。
なるほど、そういう考え方もありますね。
仰る通り、接点がない人よりある人の方が、自然と信用できそうと感じることはあると思います。
ちなみに信用と信頼の違いをご存知ですか?
調べてみると目からウロコだと思います。
岡田さんは情報発信をして、信用と信頼どちらを先に見込み客に与えたいですか?
これは正解も間違いもない質問ですが、自分の中で答えを出した後は、発信する内容や見せ方も変わってきますよ。